TOP塾長のひとりごと口数が少ないおとなしい“良い子”20240419

2024年04月19日 金曜日 口数が少ないおとなしい“良い子”20240419     ( 塾長のひとりごと )

教室に「体験授業」に来られた時や「塾の説明を求めて」来られた時、もしくは入塾後に、ほとんど自ら言葉を発しないか、こちらからの質問に対しても返事や反応をしてくれない生徒が年々増加傾向にあります。
「学校で友達と雑談する時もそうなのか?」「学校の先生に呼ばれた時の返事もそうなのか?」「先生に質問された時の答えもそうなのか?」「家庭で親や兄弟と会話する時もそうなのか?」と色んな場面を想定して確認してみました。
「友達との雑談…」の時は、普通の会話 or 聞き役。
「学校での返事…」の時は、普通の声の大きさ。
「先生に質問された…」の時は、塾での返事や声の大きさと同じくらい。
「家庭での会話は…」の時は『黙って放っておくか、単語で“好き嫌い”だけを言えば、親が次々と単語を投げかけてくるので“頷いておけば済む”か、私の好みに合わせてくれるので何とかなった』そうです。

これらの事象を保護者にお伝えすると、往々にして「そうなんです。家の子おとなしくて良い子なんです」とお答え頂けます。何に対して誰に対して良い子なんでしょうかね。

もちろん、本当に口数が少なく、ほとんど自らは発言しないけれど、成績優秀生徒や成績急上昇の「良い子生徒」も居ました。しかしそのような生徒は、必要な場面や本当に疑問が解決していない場合、理解が出来ていないときには、こちらがびっくりする位の声量で明確な単語を使って発言をしてくれました。

増加傾向にある生徒の多くは、質問しても黙ったままで、じっとしていることが多いです。
予定や行事について聞いても「分かりません」「母さんが・・・」で認識できていない場合が・・・。
勉強内容や用語・公式について現状の理解レベルを質問しても、黙って固まっています。

「学校やクラブでは普通に会話できるのに、何で塾では黙ったままで反応しないの?」と聞いたことがあります。
「初めての人や他所の人とは恥ずかしくて会話ができない」の生徒の気持ちは理解できました。

理解できなかったのは「分からんから塾に来ているんだから、聞かれても答えられるわけない」とか「下手に答えて、間違えとったら怒られる。損じゃん」「黙っとけば、時間が経ったら、先生たちが勝手にしゃべりだす」でした。

「覚えて無い」「やり方の方法・指示に従わない」的な【損得優先】の生徒や、「出来ないのは教え方が悪い」「金払ってるんだから、塾は優しくするのが当然」「大人から体罰やパワハラは絶対にしてこない」と、誰に教えてもらったのか分からないような【権利偏重】の主張をする生徒まで居ました。

「質問をされたら返事をしろ!」と言ったら、首を縦横に動かすだけの生徒も居ました。
「何で…何を…」って聞いて、『返事』って言うと「はい」ってとんちんかんな反応の生徒。

状況理解や状況判断ができない生徒は、往々にして日本語が苦手です。
学年が進んで進学すればするほど独力で文書を読み取って組み立て直す必要が起こりますし、記述で解答しなければならないことが増え始めます。
普段から言葉を聞き取ったり言葉を組み合わせて使ったりしていないことから、語彙力や日常の常識語を知る機会が減っているのだと思います。

ステージの上で弁論しろとは言いませんし、クラスで一番のおしゃべりになれとは言いませんが、やはり反応や受け答えのスムースな生徒ほど成績上昇が容易いですし、社会に出てからも仕事がスムースに進むのではないでしょうか?

和田塾長

担 当

小学生 中学生 

教 科

自己紹介

「近所のおっちゃん」的存在の頑固オヤジです。 大学の文系を卒業しておきながら、物理と中学数学の好きな変わり者です。 教員免許を取りながら、なぜか衣料関係での仕事23年。心理系のアドバイザー資格まで持つ。 一大決心で教育の世界へ。毎日が感動と落胆の日々です。 「素直に従って行動した生徒は、絶対に志望校に入れてやる!」が口癖です。

 

 

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