TOP塾長のひとりごと「配慮ある教育を!」って?20260822

2026年08月22日 土曜日 「配慮ある教育を!」って?20260822     ( 塾長のひとりごと )

「配慮してください」「もっと配慮ある教育を」って?

「家の子は好き嫌いがハッキリしているので配慮してください」「家の子は小さなことでも気にするので配慮してください」って、保育所や学校に「配慮」の言葉を【錦の御旗】のように使われる保護者が増えています。「配慮」って何んでしょうか?

大学の学生のカスハラ問題に大学の教員や職員が困惑していることが話題になっています。「元カレがゼミに居るので出たくない」「嫌いな子がゼミに居るので、変えて下さい」「就活セミナー参加で授業を休むので出席扱いにしてください」等の、学生の個別の事由への対応や過剰要求に対してのものです。
これって大学に入ってから突然始まったことなんですか?
ハッキリ言って愚痴に近い職員の気持ちが分かる事例です。
小中学校の教員から「小中学校でもこれ」「学生のお客様化」「受け入れないと親が出張ってくる」と言った声が聞こえます。
公学校が、マジでサービス業化してるじゃないですか!!

もちろん、病気や障害など、合理的配慮が必要な学生への対応は大切です。
いじめやハラスメントなど、学校側が介入すべきケースも当然あります。
だけど「嫌だから変えてください」「私(家の子)だけ特別扱いしてください」「ルールは分かるけど私(家の子)だけ例外にしてください」と、これらまで全部「配慮」にしてしまったら、それはもう「配慮」じゃなくて只の「特別扱い」「何でもあり」です。

今の小中学校ではとにかく「配慮」が求められる場面が増えています。「この活動は、本人が嫌がるので参加させないでください」とか「この子には強く注意しないでください。大人を怖がりますので」「怒られることがトラウマに・・・」とかです。
もちろん、一人ひとりの特性や事情に合わせて支援の方法を変えることは必要だと思いますが、問題は、必要な「配慮」と本人の「要求を全部通す」ことがごちゃまぜになって使われて求められていないかということです。つまり「約束や宿題を無視しても叱るな」ということですよね。

学校は、社会に出るための準備をする場所でもあります。学校には色んな生徒・先生・活動があります。嫌いなこともあります。毎日少しずつが練習です。失敗しても許される場所です。
しかし、社会に出れば、苦手な人と仕事をすることもあります。自分の思い通りにならないこともあります。会社のルールを「自分には合わないので変えてください」と言って変えてもらえるわけではありません。
だからこそ、学校では「嫌なことに、どう折り合いをつけるか」「他人とどう折り合って生きていくか」これも教えていき、我慢や折り合いの付け方を練習させる必要があると思います。できないことには『それはできません』と恥ずかしくても伝える。時には我慢することも、折り合いをつけることも、失敗することも経験させる。
それが立派な教育であり、子育てじゃないのかなと思います。
それを、大人が先回りをして「子どもが嫌な思いをしないように」「泣かないように」「家の子、また小っちゃいから」「家の〇〇ちゃんは私が居ないと・・・」と練習や挑戦の機会を奪ったり、自分の「私は子どものためにこれだけやってあげた」の満足だけを得ていませんか?
練習させないと、結果的に何も出来なくなりますし、社会人になって「使えない」「常識が無い」と【押し出される苦しみ】は、学校どころじゃないはずです。
結果的に本人が一番困ることになるんです。

和田塾長

担 当

小学生 中学生 

教 科

自己紹介

「近所のおっちゃん」的存在の頑固オヤジです。 大学の文系を卒業しておきながら、物理と中学数学の好きな変わり者です。 教員免許を取りながら、なぜか衣料関係での仕事23年。心理系のアドバイザー資格まで持つ。 一大決心で教育の世界へ。毎日が感動と落胆の日々です。 「素直に従って行動した生徒は、絶対に志望校に入れてやる!」が口癖です。

 

 

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